OEMについて
化粧品OEMをするメリット
- 共同開発をする事でプロダクトイメージに近い製品を作る事が出来る。
- 化粧品を製造する際の様々な手続きの簡略化。
- 手続き集約によるコストダウンとわかりやすさ。
- 納期までの日程調整がしやすい。
通常化粧品を製造する場合、以下の会社との取引が必要。
- 化粧品製造工場
- 容器の会社(容器会社に頼む場合)
- 包材の会社
- デザインの会社(デザイン外注の場合)
それぞれ会社の選定、見積り依頼、納期の決定、発注依頼をした場合の手間や出来あがりの良し悪しの判断にはノウハウが詰まっており、それによる納期の短縮や集約する事によるトータルコストの差を判断材料としてもらう。
例:A社の場合
状況
- 問屋からの仕入れによるBtoC商売を基本としている。
- 顧客ニーズを取り込むことが出来る。
- 製品開発能力が無い。
- 製品製造能力が無い。
- 現在問屋より定価3000円の商品を1500円で卸してもらっている。
- 問屋からの仕入れは100個単位で、月の仕入れは1000個~1500個。
希望
- 顧客ニーズにそったオリジナル商品を作りたい。
- 自社製品製造で利益率を上げたい。
- 製品製造のノウハウがわからないので提案を含め全て込みの料金でお願いしたい。
- なるべく小ロットで製造したい。
- 箱やダンボール等の手配もお願いしたい。
通常A社が全て自社で手配をした場合、化粧品工場の選定に数ヶ月から半年、その後の製品開発や容器・方材等の手配で発売まで半年から1年程の期間を見ると思われる。
OEMの場合、製品によってどの工場に手配するか決まっているので、開発の期間を含めても納品まで3ヶ月から半年もあれば十分であると考えられる。
A社の例で実際のコスト面の比較すると以下の様になった。
A社手配
-
充填・ケミカル・開発費
420円/個 1,500個製造 計630,000円 -
容器(チューブ)
220円/個 1,500個製造 計330,000円 -
包材(箱)
65円/個 1,500個製造 計97,500円 -
包材(48個入りダンボール)
150円/枚 200枚製造 計30,000円 -
※その他初期経費は除く
708円/個 計1,087,500円
OEM
-
充填・ケミカル・開発費
350円/個 1,500個製造 計525,000円 -
容器(チューブ)
70円/個 5,000個製造 計350,000円 -
包材(箱)
52円/個 1,500個製造 計78,000円 -
包材(ダンボール48個入り)
130円/枚 200枚製造 計26,000円 -
※その他初期経費は除く
475円/個 計979,000円
結果
A社の場合初期合計金額に10万程の差があり、1個単価では23%のコストダウンをする事が出来た。
中身に関しても共同で開発をする事により、無駄なく顧客のニーズにあった製品を開発する事ができ、納期も共同開発を進めてから3ヶ月で初回納品となった。